箱根 金時山(1212.5m)、長尾山(1150m) 2014年6月8日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:04 ゲート−−5:29 林道終点−−5:53 金時山 5:59−−6:26 長尾山(1140m肩)−−6:59 金時山−−7:13 林道終点−−7:30 ゲート

場所神奈川県南足柄市
神奈川県足柄下郡箱根町
静岡県駿東郡小山町
年月日2014年6月8日 日帰り
天候
山行種類ハイキング
交通手段マイカー
駐車場ゲート前の駐車場
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望金時山:西側半分(180度)が開ける
長尾山:樹林で覆われ展望皆無
GPSトラックログ
(GPX形式)
電池切れで無し
コメント雨覚悟で金時山に出かけたら薄日が差す天気でびっくり。意外に涼しかったし水はけがいい登山道で泥沼も無く快適。往路では富士山がすっきり見えていた




足柄峠からの車道を進むとゲート登場 ゲートの先も林道が続く
962m峰 962m峰から富士山
林道終点 荷揚げ用索道
整備された道が続く 階段もある
緑が濃い 金時山山頂
金時山山頂 標識
金時山から見た大涌谷。湯気が出ている 金時山から見た神山
金時山から見た南〜西の展望
金時山から見た南アルプス
丸尾山に続く尾根 火山質の地質でぬかるみ無し
きれいな道 鞍部から登り返す
長尾山山頂標識のある1140m肩
登山道にたくさんある 登山者数カウンタ
金時山直下 金時山再び
金時山から見た矢倉岳 ゲート到着


 今年の冬は箱根の山に何度か登ったが、道路凍結の心配があったので標高が高いところは登っておらず、有名どころの金時山は未踏だった。ここは足柄峠から南に伸びる車道が一番標高が高い登山口らしいが北向きの尾根なので冬は凍結の危険があったし、今年は2月の大雪でしばらく車は入れなかっただろう。

 もう暑くなってこの標高の山はパスしたいところだが入梅して近郊はどこも雨。新潟まで行けば話は別だが日帰りでそこまで金をかけるのはもったいなく、予報では神奈川西部は日曜午前は雨雲がかからないようだったこと、天気が悪く気温が低めでそこそこの標高があればそれほど暑くないとの判断で金時山を目指した。

 今週末は大雨で箱根も記録的雨量となり、土曜日は国道や県道は軒並み通行止めとなったが、土曜夕方から徐々に開通していった。足柄峠への県道も土曜夜に開通したので日曜日は安心して出かけられたが、出発時は東京が大雨。しかし東名を南下すると徐々に天候が回復、小田原では雲の切れ間から青空さえ見えるようになった。

 足柄峠からゲートまではどんな道なのか知らなかったが、入口からいきなりダート、しかしすぐ舗装路に変わってそのままどんどん進み、最後は再びダートに変わってゲートが登場、その手前に駐車場あり。既に数台の車が止まっていた。ここまでの車道は大雨の影響は感じられなかった。天気は雲は多いが青空も出ていて雨の心配は無し。風が心地いい気温だ。いくらなんでも防寒着は不要なので今日の荷物は小さい。

 ゲートの横をすり抜けてしばし林道歩き。この道は金時山山頂にある売店の荷揚げ用道路だろう。ただし荒れているので軽トラクラスの車でないと走るのはちとヤバそう。962m峰で林道が終わると思いきや、まだ先に伸びていた。ここで高度計を校正しGPSの表示を見ると電源が落ちている。電源を再投入すると電池残量がない。先週使用した後に充電するのを忘れてしまったようだ。まあ、今回は一般登山ルートなのでトラックログはいいか。ここからは正面に富士山が望める。雲はかかっておらず予想外の天候だ。

 鞍部から登り返し、これから傾斜がきつくなる場所で車道終点。車道右側は荷揚げ用索道あり。登山道は左側を登っていく。さすが有名どころの山なので広い道で歩きやすい。箱根は全体が火山であり金時山は外輪山の一角、地質は基本的に火山岩や火山灰の堆積物が中心らしく登山道の水はけがいい。昨日までの記録的大雨にもかかわらず泥濘も水溜りもなく、岩は滑りにくいザラザラした表面で歩きやすかった。傾斜が急な場所には階段が設置され、いたせりつくせりだ。植生は意外にもブナが多く見られる。もうかなり緑が濃い。

 最後の階段が終わってきつい登りが終わると建物の裏手に出て金時山山頂に到着。建物がいくつか建っていて真中には祠あり。建物群のおかげで360度の展望ではないが、南から西北にかけては遮るものの無い大展望。富士山麓の右手に見える残雪を纏った山は北岳とのことで、その右手のギザギザは最初は八ヶ岳かと思ったが鳳凰三山だった。鳳凰三山にしては一番右の三角形のピークが思い当たらなかったが甲斐駒だった。南に目を移せば中央火口丘の神山。大涌谷からは湯気が立ち上っているのが見える。海の平へと続く外輪山の向こうには伊豆半島の山並み。

 本日は新デジカメの初使用日。今度のデジカメはカメラ単体でパノラマ写真撮影ができるので早速試してみる。山の上まで取説は持ってきていないが概要は頭に入れてきたので切り替えてやってみた。ちょっとまごついたが成功。帰ってから画像を確認したが、以前のデジカメ+PCで作成したものと同等の出来栄えだった。完全自動でこれなら使える。

 まだ天気は大丈夫そうなので長尾山に向かう。外輪山を乙女峠方向に下ったところにあるピークで、地形図に山名は記載されていないが日本山名事典に記載がある。金時山山頂の案内看板にも書かれていた。溶岩地帯を下って樹林に入ると今まで同様の立派な登山道が続いている。相変わらず泥濘無しで大助かりだ。長尾山までは金時山の下りが終われば大きなアップダウンはなくなだらかな稜線を進んでいく。まだ時刻は早くすれ違う人は無く、顔に蜘蛛の巣が絡みついたり、若葉が茂った木々から糸をたらしてぶら下がっている芋虫、毛虫の類が目立った。やはりこの時期にこの標高の山はちとよろしくない。

 最低鞍部を通過して上り返したピークが長尾山山頂だが樹林に囲まれて山頂標識は無かった。念のために平坦な尾根をその先まで行ってみると、それより先は大きく下り始める1140m肩に長尾山山頂標識が立っていた。肩は樹林が開けた広場であるが、木の高さが高いので頭上は明るいが周囲の展望は無い。

 これで目的のピークは踏んだ。物足りない内容だが明日はお仕事、無理はできない。金時山に戻ってゲートへ。帰りには富士山は雲に隠れてしまい天気は下り坂らしい。途中、何人かのハイカーとすれ違う。後方からは軽装の男性がやってきて、すれ違う全員とご挨拶と会話。どうやら本日ここへやってきてるのはほぼ全員が常連さんらしい。中には昨日の大雨の中でも登ったという人も。ゲートに到着すると駐車中の車はみんな湘南ナンバー。金時山は地元に愛される山だった。

 

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